2012/11/06

マウントアシニボイン バックパッキング

今シーズンのカナディアンロッキーの集大成となりましたアシニボインヘバックパッキングにいってきました。

カナダのマッターホルンとも称されるMtアシニボインを目指すこのバックパッキング、アシニボインの麓まで主に2つのルートがあるのですが今回は日帰りハイキングでもポピュラーなサンシャインメドーズから入り、ピストンで戻るという工程を選びました。

お金に余裕がある方はヘリコプターで行けちゃったりもします。

 

 

7月25日(水)

Day1 Sunshine Meadows nature Centre 〜 Porcupine CG

距離 : 13.6km

標高差 : +195m, -350m

 

アシニボインの麓までは片道で約26km、1日でいっちゃう人もいるみたいですが1泊2日で目指します。スタート直後から遠くに見えるアシニボイン。少しずつだけど近づいて行くのがたまりません。

キャンプ場へは最後トレイルから外れて約100mを一気に下るのですが、これが結構長い。下るということは次の日に登るということ。ここに泊まるのは果たして良かったのかと少し疑問になりながらキャンプ場へ到着です。

歩いているのは州立公園なんですが、キャンプ場は当然のごとくしっかり整備されています。テントを張れる数が少ないけどまぁいっぱいになることはないと聞いていたけど、なんだかんだで一杯に。自分たちはテント場を確保できたけど溢れて近くの適当なスペースにテントを張っていた人も。

 

キャンプ場の使用料は着いてから支払う支払うシステムになっているのですが、払う場所が見当たらない?!無料で泊まらせていただきました。

 

7月26日(木)

Day2 Porcupine CG 〜 Lake Magog CG

距離 : 12.4km

標高差 : 330m

 

朝はいつも通り、10時出発。山歩きする人にしちゃー、かなり遅い・・・だって眠いんだもん。

アシニボインが近づいてくるのを一歩一歩感じながら、目的のキャンプ場へ。ついた途端大雨、雷も。

シェルターで休憩しつつ雨が止むのを待ってからテントを張る。シェルターは食事できるスペースがあるのですが、雨も防げるし相当立派で快適です。

 

しかもキャンプ場から少し離れたところにあるアシニボインロッジという山小屋。小屋に泊まっている方には山の中とは思えない程の快適な部屋と食事が提供されるのですが、キャンパー達にも夕食前の時間にティータイムとして利用することができるんです。しかもビールも飲める!

もちろん行ってビールを飲みました!重い思いをせず冷たいビールが飲めるなんて、日本では結構当たり前ですが、やっぱ最高ですね。山価格なんて気にせず、2本を一瞬で飲み干しました!

明日からはアシニボイン周りのデイハイクです。

キャンプ場から見えるアシニボイン

 

 

7月27日(金)

Day3 Lake Magog CG 〜 Nub Peak

標高差 : 570m

 

アシニボイン麓からのデイハイクでは一番人気であろうナブピークへハイキングしてきました。

天気はあいにくで、頂上に着く頃はアシニボイン山頂は雲がかかっており、遠くには雷も聞こえていましたが、徐々に天気も回復し、素晴らしい景色を見ることができました。

 

 

 

7月28日(土)

Day4 Lake Magog CG 〜 Wonder Pass 〜 Og Lake CG

 

当初の予定はもう一泊Lake Magogでキャンプして最終日に一気にサンシャインまで戻る予定でしたが、体力と疲労を考慮して帰り道の途中のオグレイクでキャンプして帰るという計画に変更しました。とはいっても帰路に着くには早すぎるのでワンダーパスまでデイハイクしてから。

 

違う角度からアシニボインを見れるワンダーパス、残念ながらピークは雲で山頂を拝めることができませんでしたが、パスから見える景色は相変わらずカナディアンロッキーらしい素晴らしい景色でしたよ!

 

ロッジに立ち寄り、ビールをお持ち帰りして、いざ帰路へ。泊まったオグレイクのキャンプ場ですが、行きに通った時にここでキャンプするといい感じかもと思っていた期待を裏切らず、すごく良かったです。

しかもレイク前でテントを張ることができ、レイクビュー&アシニボインビュー&ビールという最高のキャンプが出来ました!

 

 

7月29日(日)

Day5 Og Lake CG 〜 Sunshine Meadows Nature Centre

 

朝はテントが凍っていて激寒!

結局このバックパッキングでは一番天気がよかった!気持ちよく歩き切り大量のビールでフィニッシュ!!

 

 

2012/11/02

マウント・レイ(Mt Rae)

7月22日(日)

マウント・レイ(Mt Rae)

標高差:1000m (Peak 3100m)

 

この夏最初で最後になってしまったスクランブリングしに行ってきました。ジョンミュアーのトレーニングも兼ねてカナダ来たので、バックパッキング中心になってしまったので次回来た時はもっとスクランブリングしたいな。

 

高度感もある中でそんなに厳しくもなく、3000m越えるお買い得な山ですな。天気も良く、心配していた雪も1部しか無く正規?!のルートでいくことができました。

スタートはこんなところから

 

こんなんになって

 

稜線でたところ
 
カナナスキスエリアの特徴でもある激しい地殻変動を受けた証拠の断面
 
無事到着です
 

ひたすら稜線歩き。この高度感しびれたなー。落ちたらヤバイです

 

ケベック?!だったと思いますが、親子で来てたパーティーが先行してくれてたのでルートも分かり易かった。しかしメチャメチャ早かったな。

 

ロッキーでは初めて見たムース(子供)
 
エルクは至近距離で。窓空けて写真撮っていて、横切った時マジツノで刺されるかと思った笑
 

2012/10/30

レイクオハラ1泊2日

7月18日(水)

 

カナディアンロッキーの全てが詰まっているとも言われているレイクオハラエリアへ行って来ました。

ここは1日の入山できる人数も限られているし、予約も2ヶ月前にいっぱいになってしまう人気エリア。カナダ着いて早々に泊まったキャンモアのホステルにオハラの山小屋を管理してるオフィスがあるので駄目元で聞いてみると、なんとスペースがあると!!この日以外はずーーっといっぱい。もう予約するしかないでしょ!

ということで今年もくることが出来ました。レイクオハラまではバスで行くんだけどいい時間のバスがなく15時発。

中途半端な時間だったけど、小屋でゆっくりするのにはもったいないので寝る場所だけ確保してレイクマッカーサーへ。ツアーじゃないとやっぱり一瞬で到着するのね。

まだ凍ってるだろうとあまり期待せず行ったのですが、ナイスタイミング!溶け切ってはいなかったけどこのタイミングにしか味わえない景色でした!

帰ってきたらやっぱり これでしょ!

しかし小屋の中は人でいっぱい(と言っても12人位だけど)。テントの方が落ち着くなー。フカフカのマットレスはかなり快適でした。

 

 

7月19日(木)

 

この日は一日たーーっぷり。やってみたかったハイラインのループだけど、オパビンからマッカーサーの方に向かう道が結構危なそうだったのと、前日にマッカーサーみたのでレイクオハラ→ウィーワックシーギャップ→レイクオエサ→ヤックネスリッジ→オパビンレイクのルートで。

天気も素晴らしく最高でした。ハイラインはオハラで一番贅沢なルートかもしれませんね。



 

 

 

 

 

 

ロッキーへ旅する方、日帰りハイキングでは間違いなくここがベストです!パーミット取るのが難しいことを除けば。

何度きてもいいところでした。次はテント泊だな。

 

2012/10/16

エジプトレイク バックパッキング

2泊3日でバンフからほど近いエジプトレイクへバックパッキングへいってきました。

7月に入ってからほとんどレストせず歩きまくってたので2日間のレストを設け、バックパッキングの準備等をしていたのですが、天気予報が良くない・・・・。とはいっても雨の中でバックパッキングする経験も必要だろうということで決行しました。

 

7月15日(日)

Day1 : Trail Head 〜 Egypt Lake CG

距離 : 忘れた

標高差 : 660m

 

まずはヒーリーパスへ。歩き始めから間も無く雨。その後はひたすら雨、雨、雨。このパスまでは日帰りハイクでも人気の場所。人気の理由はカタクリのお花畑がハンパじゃない!去年案内したお客さんは天国に来た見たいと言ってました。

ですが、バーグレイクに行ってる間に気温も一気に上がりピークはすぎてしまった感じでガッカリ。ただ、パス超えたあたりはまだちらほら咲いていて綺麗だった気がするけど、雨で無心で歩いていたからあんまり覚えてない。。。

あまりにも雨がすごかったのでテントで泊まるのは諦め、たまたま近くのレンジャーステーションにレンジャーがいたので事情を話し、シェルターに泊まらせてもらいました。快適すぎ!

 

 
7月16日(月)
Day2 : Egypt Lake CG 〜 Mummy Lake
距離、標高差は忘れました・・・
 
昨日よりはマシになったけど今日も雨。でもせっかく来たのだからと予定通りマミーレイクまでデイハイクして来ました。
 
むしろマミーレイク途中のカタクリが絶好調でした!
 

 

雪解けの影響で橋が流されてしまい、応急処置的に木でなんとか渡れるようにしてありました
開花1年目のカタクリ
 

戻ったら何とかテントで寝れそうだったので、テント設営と食料などの匂いのするものをまとめ、ベアハングへのセットも完了!

 
7月17日(火)
Day3 : Egypt Lake CG 〜 Trail Head
距離、標高差は忘れました。。。
 
この日は雨もやんだんですが、翌日からまた1泊で山に入ることと、雨で疲労していたのでテントたたんでまっすぐ帰路へ。
 
ヒーリーパスで休憩
近くにいたオッサン
 

2012/10/14

カナディアンロッキーハイキングダイジェスト〜その4〜

7月11日(水)

ビッグベンド (Big Bend)

 

ジャスパーで1泊し、バンフ方面へ。真っ直ぐ戻るのももったいないのでバックパッキングしてから帰ろうと思い、パークスカナダで情報収集。残雪が多いところ、雪解けで水量が増え橋などのトレイルが壊れてしまい行くのは危険だという所、まだ時期が早いっていうこと。

今いけるところでオススメないかと聞いたら一ヶ所だけ良さげなところがあったのでそこへ行ってきました。

パーミットも取り1泊の計画でスタート。キャンプ場までは、ひたすら平坦な森歩き。蚊の数が半端でない。歩いていても常に蚊の音でイライラするし、50匹は軽く超えるだろう大量の蚊が常について来る。止まると一瞬で刺されるので止まれない。

そんな中、キャンプ場に到着。景色は確かに綺麗。

キャンプ場からの景色
 
てかテントはれそうなところ水没してる・・・・
ビール飲んで、青空トイレでスッキリして帰路へ。結局悲惨な日帰りハイキングになってしまいました・・・
時期が良ければ歩いている人も少なそうだったし星空も綺麗だってパークスのおっちゃんが言っていたのでお気軽バックパッキングにはいいかもしれません。
 
7月12日(木)
ヘレンレイク (Helen Lake)
距離 : 12.0km
標高差 : 550m
 
ここは夏の高山植物がとても綺麗なところ。だけど時期が早すぎ・・・・春の花が少し咲いているくらいでしたが、天気も良くなかなか良かったです。
本当はヘレンレイクから先、スクランブリングする予定で行きましたが、湖もまだ凍っていたしその先も雪がまだまだ多かったので、結局この日も日帰りハイキングになってしまいました。
 
クローフット氷河
 
帰り道にはライチョウの親子にも遭遇。夢中になって写真撮っていましたが、この直後トレイルの前方から黒い影が。そう、ブラックベアーが登ってきてたのです。

幸い熊よりも先に気づいたので、マイケル張りの高音を出したら熊がビビって逃げて行きましたよ!あー、スプレー使わなくて良かった。

 

2012/10/09

バーグレイクトレイル バックパッキング

7月6日から10日までマウントロブソン州立公園にバックパッキングに行ってきました。

マウントロブソンはカナディアンロッキー最高峰(3945m)、その麓にあるトレイルを歩きました。ここは州立公園なのでヘリコプターで入ることも可能なのですが、もちろんハイクイン・ハイクアウト。やっと夏がやって来た!という感じの天気で最高の山歩きでした。

 

7月6日(金)

Day1 Trail Head 〜 Whitehorn CG

距離 : 11km

標高差 : 240m

 

まずは日帰りハイキングでも人気のキニーレイクを目指す。今シーズン初のバックパッキング。背中に感じる重量感が何とも言えません。

このあとに行くジョンミュアー・トレイルのトレーニングも兼ねているので?!ビールもがっつり持って行きました!


キニーレイク到着
 
ランチを済ませ、今日の目的地のホワイトホーンを目指します。ちょうどいい距離と標高差、気持ちいいバックパッキングができました。
 
7月7日(土)
Day2 Whitehorn CG 〜 Burg Lake CG
距離 : 10km
標高差 : 550m
 
今日はスタートから約450m続く登り。きついんだよね〜ここ。ひたすら登りが続くので気合い入れていかないと心が折れます。。。
頑張って登り終わるといよいよ見えてきました。絶景が。マウントロブソンから流れ出ている氷河。それが麓の湖に直接入っていってるんです。
登り切ったところ
 
まさに絶景
 
キャンプ場の目の前の絶景
 
キャンプ場に到着。しかしこの日は連休ともあって混み混み。。。最後のテントサイト何とか確保できました。
 
7月8日(日)
Day3 Burg Lake CG 〜 Mumn Basin
距離 : 忘れた・・・
標高差 : 400m
 
バーグレイクトレイルキャンプ場をベースキャンプとし、2日間デイハイクを楽しみました。今日は昼過ぎスタートのまったりデー。マウントロブソンの絶景を堪能してきましたよ!
マムベーズンから①
マムベースんから②
 
キャンプ場に戻ってきたら、湖に浮いている氷河発見!!湖は氷河の溶け水で出来ているのでものすごーーく冷たいです・・・・気合で何とか捕獲成功!!でもカナディアンは普通に湖に入ったりしてるんですよね・・・
 
 
 
 
7月9日(月)
Day4 Burg Lake CG 〜 Snow bird Pass
距離 : 20km
標高差 : 740m
 
今日もデイハイク。目的はスノーバードパスから見えるリーフ氷河を見ること。天候と残雪が気になりましたが無事に歩き切ることができました。
途中で滝が1ヶ所あるんですが、水量も多く結構危なかった。雪解け時期に行く方は要注意ポイントかもしれません。
ロブソン氷河を眼下に
 
 
途中、景色が開けしばしメドー歩き
残雪で涼んでました
目的地到着
無の世界
雪が多く、氷原というより雪原でしたが。このスケール感と静けさは圧巻です。
 
7月10日(火)
Day5 Burg Lake CG 〜 Tail Head
距離 : 21km
標高差 : -840m
 
歩いてきた道を一気に下ります。ビールも食料もなくなったので軽い軽い。でも最後のキニーレイクからトレイルヘッドまでは風景展開もなくヘロヘロでした。
スタート時には見えなかった道路側からのロブソンの山頂もくっきり見ることが出来ました!
 
この日はさすがにキャンプするのはしんどかったので、ジャスパーまで移動しホステルへ。
ここのホステルは少し変わっていた。通常のホステルは4人から8人部屋というのが多いのですが、ここは1つの広ーい部屋に2段ベッドが入れれるだけ入っているという感じ。ざっと50人位は泊まれるのではという程。プライベート感が全くなし。テントの方が落ち着きますねー。
 
去年も来たこのトレイルですが個人的にカナディアンロッキーでベスト3に入るくらい素晴らしいトレイルです。次はヘリコプターだな。